よく「中学英語さえやっていれば英会話はバッチリ！」と言われていますよね。
この謳い文句をみて「よし！じゃあ中学の文法だけやっていれば良いんだ！」
「中学英語からやり直そう」と思ったことがあるのではないでしょうか。
でも、この謳い文句通りに頑張って中学英語をマスターしたのに
話せるようにならない・・・と感じている方もいらっしゃるはず。
だって、本当に中学英語さえできれば英語がペラペラになるのであれば
少なくとも高校の英語の先生は英語がペラペラのはずですよね？？
でも高校の英語の先生で英語がペラペラな先生って
一体どのくらいいるのでしょう？
一応、進学校に通っていた私ですが
英語の先生は全然英語がペラペラではありませんでした。
むしろ、難しい文法や英語の言い回しばかりを教えて
英語の授業なのに英語の朗読すらなかったくらいです。
おかげで、英語が大っ嫌いになりました（苦笑）
この例からもわかるように残念ながら中学英語ができても
英語って話せるようにはなりません。
じゃあ、どうして中学英語で十分って言われているのでしょう？
それは・・・大きく分けて２つの理由があります。
１つずつご紹介していきますね。
まず１つ目の理由は・・・
中学英語がわかれば子供と会話できる程度の基本的な会話ができるから。
これはよく瞬間英作文を推奨されている方がおっしゃっています。
難しい内容のことを話す時でも噛み砕いて５歳児にも分かるような日本語にし
それを瞬間的に英語に訳せば中学英語で十分通じるというワケ。
例えば、「悪天候のため飛行機が欠航している」
という文を英語で話すとします。
その時、普通に考えると「悪天候」って英語で何て言う？
「欠航している」って英語でどう言おうか？と迷ってしまいますよね。
でも、この日本文を５歳児にもわかるような日本語に変換していくんです。
「悪天候のため」って要は「天気が悪い」ってことだな
「欠航している」ってつまり「止まっちゃった」って言う意味だよね
という感じで。
そうすると、「悪天候のため飛行機が欠航している」という日本文が
天気が悪いから飛行機が止まっちゃったに変わるんです。
そして、この噛み砕いた日本語から英文を作っていくと・・・
Flights have been cancelled due to bad weather.
になるワケです。ね？十分通じる英語ですよね？
これが１つ目の理由。
では２つ目の理由は？というと・・・
これは、どこでも教えていないことです。
なぜなら、他の英語習得法では日本語から英語に訳して英語を話す
ということが念頭になっているから。
じゃあ一体何なの？というと・・・
中学英語の知識（文法＆単語）がきちんとあれば表現力としては十分ということ。
先ほどの理由と似ているように感じるかもしれませんが、
実は１つ目でお伝えした瞬間英作文とは全く違う視点です。
なぜなら、言いたい言葉を５歳児にも分かる日本語に言い換えて
英語にするのではないから。
じゃあ、一体どう違うのか？というと・・・
例えば、「車で私を迎えに来てくれない？」と友達に頼みたい時
Can you pick me up?
と頼めるようになるのです。
もし理由１の場合なら「車で迎えに来る」ってことは
要は「車で私のところに来る」ってことだよね？と解釈して
そこから英文を作っていかないといけません。
Can you come to my place by car?という感じで。
でも実際、こんな風に言うネイティブはいません（泣）
Can you pick me up?の方が断然自然な表現なんです！
こんな英文作れない・・・と思うかもしれませんが
よく見てみると実はあなたの知らない単語なんてないのではないでしょうか。
そう単語や文法は知識として持っている
でもその知識を１００％うまく使いこなせていない状態なんです。
だからあなたの知識を１００％使いこなせるようになれれば
つまり、中学英語を１００％本当の意味で使いこなせるようになれば
自然な英語が話せるようになるのです。
中学英語で十分と言われている本当の意味を
理解しているかどうかで英語が話せる量にかなりの差が出てくるんですよね。
じゃあ、自分の持っている知識を１００％使いこなせるようになって
自然な英語が話せるようになるには、どうすればいいのでしょう？
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