英語が聞き取れない理由 ②

続いて、自分にはリスニング力がない・・・と思っている方へ・・・

今日は英語が聞き取れない理由の２つ目をご紹介しますね。

それは・・・単語を１語ずつ全て聞き取ろうとしてしまうこと。

例えば、あなたが走るときに、
どんなプロセスで走っているか考えたことってありますか？

走っている時を思い出しながら、考えてみましょう。

まず利き足を引き上げる
↓
地面についている足のかかとを上げる
↓
上半身を前かがみに倒す
↓
引き上げた足を前方に伸ばす
↓
引き上げた足を地面につけると同時に、もう１つの足を地面から離す
↓
繰り返す

こんな感じですよね？

そして「この走るときのプロセスを考えながら走ってみてください」
と言われたらどうでしょう？
今まで通りスムーズに走れるでしょうか？

無理ですよね・・・（汗）

英語を聞き取るときも同じなのです。
１単語も逃さずに聞こうとすればするほど聞き取るのが難しくなるのですね。

別に１つ１つのプロセスなんて考えなくても走ることができるように
英語を聞くときも英語の流れを感じることの方が大切なんです。

I don’t usually travel during Golden Week because it’s so crowded.
すごく混んでいるからゴールデンウィークにはいつも旅行しないの

という文を聞いたときも、そう。
１つずつの単語を全て聞き取ろうとしなくても大丈夫です。

文頭の I don’t が聞こえれば、「何かをしない」と言っていることは分かるし
during が分からなくてもGolden Week が聞き取れれば、
ゴールデンウィークの話をしているんだなあと分かりますね。

この１文を全てまとめて聞き取ろうとするから難しいのです。

I don’t usually travel
during Golden Week
because
it’s so crowded.

こんな風に文を区切って聞くようにすると
それだけで、急に分かりやすくなりますよね。

最初の頃は、英語が聞き取れないだけでなく
聞き取れたとしても分からない単語もあるでしょう。

そんな時は、聞き取れない所にフォーカスして
「あ～、聞き取れなかった・・・」と思うのではなくて、
聞き取れた所から意味を予想してみましょう。

それで最初は十分なんです。

でも、それじゃあ意味がない！と思ってしまう方は、
今度ニュースを聞いている時に１音残さず全て聞き取っているか
チェックしてみてください。

母国語の日本語でさえ、
１音残さず聞き取っていないことに気づかれるはず♪

英語はただの言語ではありません。
あなたの世界観が広がり、自信をくれるコトバ♪

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